2025/09/16
令和7年度(2025年度)の税制改正で
「E類型(経営規模拡大設備)」が新設され
従来対象外だった工場などの新設・増設に伴う
設備投資も対象となりました!
対象には「取得価額1,000万円以上の
建物およびその附属設備」が追加されています。
中小企業経営強化税制とは、経営力向上計画の認定を
受けた中小企業が対象となる税制優遇制度です。
対象となる設備は、生産性向上設備や収益力強化設備、
経営規模拡大設備など幅広く、設備取得額に応じて
即時償却(取得額全額をその年の経費に計上)
または最大10%の税額控除を選択できます。
この制度を利用するためには、必ず設備取得前に
経営力向上計画の認定を受ける必要があり、
取得後に申請しても適用は認められません。
即時償却または税額控除が利用可能
<指定期間>
令和7年4月1日〜令和9年3月31日まで
<利用できる方>
使用する従業員数が1,000人以下の法人
※各種類型については中小企業庁ホームページをご確認ください。
E類型(経営規模拡大設備等)は、
令和7年度改正で新設された類型で、
大規模な設備投資による売上拡大や
企業規模の拡大を促進することを目的としており
特に、さらなる成長段階に入り売上高100億円超を視野に
事業拡大を計画している企業にとって、
飛躍の後押しとなる制度です。
【対象設備】
【適用期限】
2027年(令和9年)3月31日までに取得し、
供用を開始したもの
【対象企業】
(個人事業主は対象外)
【税制優遇内容】
(1)即時償却または税額控除
(2)賃上げ要件を満たした場合の上乗せ
▶︎特別償却15%または税額控除1%
▶︎特別償却25%または税額控除2%
◆「売上高100億円を目指す宣言」とは?
中小企業が「売上高100億円を超える企業になること」
「それに向けたビジョンや取組」を自ら宣言し、
ポータルサイト上に公表をするものです。
売上高100億円超を目指す法人は、
成長戦略の一手としてE類型の活用をご検討ください!!