2025/10/06
借入を検討する際、金利によって
利息がどれくらいかかるのか分かりにくいものです。
実際に借りる前にシミュレーションを行い、
計算方法や返済方法を理解しておくことが大切です。
借入金の返済額は「元金+利息」で構成されます。
<金利>
借入金額に上乗せされる金額の割合
例:金利3%なら1年あたり3%が利率
<利息>
借入金額に上乗せされた金額
例:1万円を借りて1万1,000円返済なら
利息は1,000円(=金利10%)
※上限金利の範囲内で金融機関が自由に設定可能。
借入金額が小さいほど金利は高く、
大きくなるほど金利は低くなる傾向があります。
<計算式>
利息 = 元金 × 利率 ÷ 365日 × 借入日数
(うるう年は366日で計算)
金利が「年〇%」と表示されていても、
実際の利息は日割り計算で算出されます。
元金に利率を掛けると1年分の利息が求められ、
それを365日で割って1日あたりの利息を計算し、
借入日数を掛けることで最終的な利息額となります。
<計算例>
【一括返済】
借り入れた金額をまとめて一度に返済する方法。
利息を抑えられるメリットがありますが、
資金調達のために借入した場合は資金が一気になくなるため、
資金繰りが悪化すると黒字倒産のリスクがあることも
念頭に置いておきましょう。
【分割返済】
借入金を分割して返済する方法で、次の2種類があります。
(1)元金均等返済
<計算式>
(2)元利均等返済
<計算式>
◎適用金利がいくらか
◎返済計画は考えているか
インターネット上には、
借入金額・金利・期間を入力するだけで、
毎月の返済額や利息、残高を自動計算できる
シミュレーションツールがあります。
計算の手間が省け、返済計画を立てる際に便利に活用できます。
ただし、シミュレーション結果には手数料や諸費用は含まれないため、
実際の総支払額とは異なる場合があります。
正確な返済額を知りたい場合は、必ず金融機関に直接確認しましょう。
手元のキャッシュを補充するために借入は重要ですが
資金繰りを改善するには、自社の財務状況を細かく分析し、
今後の経営に対する判断をすることが重要です。
まずは当事務所までご相談ください!