2026/10/02
令和8年9月24日より、国税庁の基幹システムが刷新され、新システム「KSK2」へと移行します。
この変更は税務当局の事務効率化だけでなく、納税者の皆様の利便性や手続き方法にも大きな影響を与えます。
今回は、新しいシステムへの移行に伴い、皆様の実務にどのような変化があるのか、大切なポイントを整理してお伝えします。
これまでの税務署の事務処理は「書面」が中心でしたが、今後は「データ」中心の運用へと大きく舵を切ります。
AI-OCR(文字認識技術)の導入などにより、書面で提出された情報もデータとして管理されるようになります。
これにより、申告漏れの可能性が高い納税者の判定や、滞納者への接触予測など、
AIデータを活用した高度な税務行政が行われる見通しです。
これまで税務署からの書類には「整理番号(8桁)」が記載されていましたが、今後は書類ごとに
「お問い合わせ番号(13桁)」が付番されます。税務署へ問い合わせをする際、この番号を伝えることで、
職員がシステム上で即座に内容を確認できるようになり、よりスムーズな対応が期待できるようになります。
e-Taxを利用した利便性がさらに向上します。
・通知書の電子受領 税務署から届く通知書等の電子交付対象が、これまでの9種類から約1,000種類へと大幅に拡大されます。
「是認通知書」や「更正通知書」などもデータで受け取り・閲覧が可能になります。
・オンライン回答 従来は書面で回答していた税務署からの「お尋ね」についても、e-Taxを通じて回答できるようになります。
AIによる読み取り精度を高めるため、一部の書面申告書等のレイアウトが変更されます。
また、納付書(複写式)や所得税徴収高計算書のレイアウトも変更され、従来の「整理番号」欄が「お問い合わせ番号」欄に変わります。
※古い様式の納付書も当面の間は使用可能ですが、税務署の窓口で新しいものを受け取ることもできます。
今回のシステム刷新により、税務手続きのデジタル化が一層加速します。
当事務所では、新しいシステムへの対応やe-Taxの活用方法についてもしっかりとサポートさせていただきます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。